Mullvadをおすすめする理由(アーカイブ)

2023-07-01にポート転送機能が削除されたことにより
割高なサービスとなってしまいました。

Mullvadとは


匿名VPNサービス。
通信をMullvadの回線経由にすることで
契約しているISPのIPを隠してインターネットを楽しめる。

使用用途例

  • 公衆WIFIを安全に利用する
  • YouTubeやNetflix等のリージョンロック解除
  • 国制限を行っているWebサイトへのアクセス
  • 匿名のWEBブラウジング
  • 匿名でBitTorrentを実行

デメリット

Mullvad 唯一のデメリットは高価なことだ。
€5(ユーロ)/月と他のVPNより2倍近くランニングコストがかかる。

■参考
Mullvad : 700円/月(毎月払い)
CyberGhost : 320円/月(3年契約)
NordVPN : 390円/月(2年契約)

*2022年9月時点の価格/レート

メリット

アカウント作成時の個人情報入力が不要

アカウント作成ボタンを押すと数字のIDが発行される。
今後このIDを使ってログインを行う。
メールアドレス、名前、住所を登録する必要はない。

支払方法が豊富

  • 現金送付(ユーロとアカウント番号をMullvad本社に郵便で送る。送り主記載不要)
  • バウチャーカードを購入しコード入力(AmazonUS等で購入可能)
  • 暗号通貨(BitCoin等)
  • クレジットカード/デビットカード
  • 銀行振込(向こうの地元銀行/日本からは難易度高め)

最も安全なのは「現金送付」と「バウチャーカード購入」だ。
支払者情報は一切記録されない。

銀行振込/クレジットカード(Stripe)/PayPalは30日の返金対応の為、
40日間データベースに支払トランザクション情報が保存される。
40日後、支払トランザクション情報は削除されるので
気になる場合は40日経過後に使い始めると良い。

これらの支払い情報はアカウントIDに紐づいて管理される。

*2022年09月時点の情報

厳格なノーログポリシー

MullvadはアカウントID毎の接続数ログ/支払情報を除き
以下のユーザアクティビティログを取っていない。

  • トラフィックのログ
  • DNS要求のログ
  • 接続ログ(接続タイムスタンプ等)
  • IPアドレス
  • ユーザ消費帯域幅のログ

5台まで接続できる仕様上、Mullvadはユーザの接続数を管理する必要がある。
それらはRAMディスクで動作している中央サーバに記録し管理しているようだ。
もし押収されたとしても電源を落とす過程でデータは消失する。
そもそも接続数(数字)は重要な情報ではないので気にする必要はないだろう。

データの保管方法については下記に詳しく書かれている。
No-logging of user activity policy

外部監査

Mullvadは外部の監査機関に調査を依頼し、
ノーログの証明としてユーザに結果を公開している。
直近では2022年に監査があったようだ。

VPN server audit found no information leakage or logging of customer data

監査があることで、本当にノーログなのかが検証されるため安心できる。

WireGuardに対応

WireGuardは最新のVPNプロトコルで
古いデバイスやスマホのCPUでも比較的軽快に動く。
暗号化にChaCha20-Poly1305を使用しており非常に安全性が高い。

勿論、定番のOpenVPNにも対応している。

速度制限/通信量制限なし

多くのVPNサービスはVPN接続単位の速度制限を行なってる。
そのせいで速度が頭打ちになることがある。
Mullvadは制限を行なっていないので回線速度を最大まで活用することが可能だ。

実際に計測した結果(OpenVPN UDP 1Gbpsサーバ)
DL 700Mbps / UP 700Mbps 出ることもある。

ポート転送に対応

ポート転送機能は2023-07-01に廃止されたようです。

MultiHopに対応

MultiHopを有効にすると別のMullvadサーバから外に出ることができる。
どういったパターンで有効かは省略するが、匿名性が向上する。

SOCKS5 に対応

VPN接続状態であればSOCKS5通信が利用可能だ。
Firefox等のブラウザに設定することで利用できる。

接続しているサーバのSOCKS5サーバに接続する場合は下記IPとポートを設定する。
WireGuard接続であれば 10.64.0.1 の 1080 ポート
OpenVPN接続であれば 10.8.0.1 の 1080 ポート

WireGuardで接続している場合は別のサーバの出口を指定できる。
Mullvadのサーバ一覧ページを開きそこに記載されている
「SOCKS5プロキシアドレス」を設定する。
もし速度を求めるのであればサーバの会社を合わせると良い。


上記より、データの取扱に関して透明性があり他のVPNより安心できる。
速度も他のVPNより速く全くストレスを感じたことはない。
Mullvadを信じるか信じないかは利用者の判断となる。
自己責任のもと判断して欲しい。

これらの情報はMullvadのヘルプから読み取ったものである。※2022年9月時点
もし利用を検討される場合は一度ヘルプを確認することをおすすめする。

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